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乾癬

乾癬とは?

慢性に続く皮膚の炎症を中心とした病気です。 乾癬の患者さんは遺伝的素因や環境因子によって免疫が異常に活性化してしまう病気です。 皮膚の細胞が増えることで 皮膚の角化症 炎症 表面が剥がれ落ちる といった症状が現れてしまいます。  尋常性乾癬 乾癬の7~8割がこの症状です。 銀白色の鱗屑を伴い、境目が明瞭な盛り上がった 紅斑が全身に現れます。 症状は頭、ひじ、ひざに出ることが多いです。
 膿疱性乾癬 乾癬の中の1%に該当します。全身の倦怠感を伴い、 皮膚に紅潮と膿疱があらわれます。 入院での治療が必要に なることもございます。 乾癬性紅皮症 紅斑と鱗屑を特徴としており皮疹が全身の大部分を覆っています。 尋常性乾癬、膿疱性乾癬から移行することもあります。
 滴状乾癬 数ミリ~1センチくらいの細かい皮疹が短い期間に現れます。 上気道炎や扁桃腺炎のあとに症状が現れることもあります。 乾癬性関節炎 乾癬の皮膚症状に加えて関節の腫れ、痛などの関節炎の症状がでてしまいます。
皮膚の症状は経度でも関節炎は強くあらわれることもあり、
乾癬の診断をうけて数年後に症状がでることもございます。

治療法について

内服薬
チロシンキナーゼ2(TYK2)阻害薬
免疫機能を助けるTYK2という物質のはたらきを制御し、免疫が働きすぎるのを抑制することで炎症を抑えてくれる薬です。

PDE4阻害薬
炎症の原因物質の賛成にかかわるPDE4の働きを抑え、免疫のバランスを整えることで炎症を抑える薬です。
注射薬
様々な治療を行っても十分な効果が得られなかった方は
ぜひ注射での治療も視野にいれていただきたいです。
生物学的製剤とよばれる薬を使用することで免疫機能にかかわる部分に作用し、免疫が働きすぎる症状をおさえてくれます。

エキシマライト(光線療法)
保険で行うことができる紫外線による治療法です。
紫外線のUVB、308nmという波長を用いて「免疫の働きを調節する作用」を利用します。
症状があるところに照射をすることでかゆみを起こす神経細胞の働きを抑える効果が期待できます。
照射時のお痛みもありません。

 

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