AGA治療
AGAとは
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」として成人男性によくみられ、髪が薄くなる状態のことをいいます。 成人男性特有の進行性の脱毛症で、生え際や頭頂部の毛髪が薄くなるのが特徴です。 遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因だと言われています。 20代以降に発症するのが一般的ですが10代で悩まれる方もおり、 50.60代で発症される方もいらっしゃいます。 脱毛の症状はゆっくりと進行していき、次第に地肌が見えるようになっていくのが特徴です。
治療法について
当院では薬剤治療や光線療法を行っております。
フィナステリド(プロペシア)4,500円
AGAの発症は男性ホルモンの一種である「テストステロン」と、 前頭部から頭頂部に存在する体内の還元酵素「Ⅱ型5αリダクターゼ」が 主に影響すると考えられています。 フィナステリドには、このⅡ型5αリダクターゼを阻害する働きがあります。 ヘアサイクルの関係で服用開始から効果を実感するまでは、 一般的に6か月程度の連続投与が必要といわれています。
デュタステリド(ザガーロ) 6,800円
薄毛の進行を抑制するだけでなく、発毛を促進する効果もあります。 前立腺肥大症治療薬が「アボルブ」 、AGA治療薬が「ザガーロ」 という名前で発売されています。 デュタステリドは、AGAの原因となる DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を促す 「5αリダクターゼ」の 働きを抑制する効果を持ちます。 さらにⅡ型5αリダクターゼに対する デュタステリドの薬理作用はフィナステリドの3倍であり、 フィナステリドと比べ1.6倍の増毛効果があるとされています。
ミノキシジル
ミノキシジル外用薬には髪を成長させ、発毛を促す作用があります。 フィナステリドやデュタステリドに薄毛の進行を抑制する作用があるのに対し、 ミノキシジルには髪を生やす発毛効果が期待できます。 効果を実感できるまでに最低でも4か月かかるため、 治療は根気よく続ける必要があります。
4,950円 |
6,930円 |
ケナコルト注射
ケナコルトというステロイドの懸濁液と、局所麻酔を混合した薬剤を、脱毛斑の部分に注射します。
注射間隔:1か月に1度
注射を行う際、脱毛が広範囲に及ぶ場合多くの注射回数と注射総量が必要となるため,
他の治療法を提案させていただくこともあります。
治療は保険の範囲内で行っておりますが、頭部への注射のお痛みがお辛い方は
麻酔クリームの使用もおすすめしております(1回500円)。
光線療法(エキシマライト)
通院回数:週に1回
炎症や脱毛、湿疹などの過剰反応を起こしている皮膚に対し、エキシマライトという紫外線療法の治療を行います。
疾患に対し外用薬などで治癒効果が得られなかった方へおすすめしております。
アトピー性皮膚炎、乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、円形脱毛症などの難治性疾患に有効です。
保険診療で行える治療法となっております。
LED(医療用発光ダイオード)治療
近日導入予定
デュタステリド、フィナステリドの注意点
献血について
デュタステリド、フィナステリドどちらも服用中は献血が禁止されており、 服用後も一定の期間を開けてからのお願いをしております。 診察時にお尋ねください。
副作用
性欲減退や勃起機能障害(ED)などの男性機能低下に関して副作用があることから、
子作りをご検討の場合は服用の一時休止をお伝えしております。
また、AST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が現れることがある為、定期的な採血検査をお願いすることもございます。
その他、発疹、頭痛、抑うつ気分、乳房障害(女性化乳房、乳頭痛など)蕁麻疹、腹痛、下痢、倦怠感 など